ことのは心理相談室のホームページの「Kokoro♪n」にお立ち寄り下さり
ありがとうございます。
Kokoro♪nは「心の音」。
その時々、心に響いたこと、浮かんだことを書き綴っています。
カレンダーの残りの薄さに驚きます。
雨や曇りが多くて、カラッとした気持ちの良い秋日和とはなかなか出会えないまま、
あっという間の晩秋ですね。
新型コロナの感染回避のために直接的な人との関わりが
様々な形で分断される状況がもたらされ、「個」で過ごす時間が増えたことでの影響は
人それぞれかと思います。
懸念される問題が報道される一方で、
一つの転換期となった方も少なくないかと思っています。
コロナ禍がいくらか落ち着き始めた頃から、
「先のことは分からないし、(これから)こうしていこうと思って」というご自身の決意を
明言される方々に出会います。
思い返せば、自分たちから遠いところで起きているような認識で捉えていた
「新型コロナウイルス」が、あっという間に日常生活に入り込み、
その影響をここまで受けるとは想像もできなかったことです。
そのことからも「先より今」に焦点が当てられたり、
「個」の生活で周りと「間」ができた分、
自分とより近くなり、こころの声を拾いやすくなっているのかもしれません。
しばらく前から、「移ろう(うつろう)」 感覚をより強く感じてきました。
『ココロン』を更新したいという思いで書き留めたことがどんどん色褪せて行き、
「心の音」が留まることなく流れ去ってしまうような感覚でした。
自分が大事にしたいことがあっても他のことに目を向けていたら、
そちらの方向にどんどん押し流されていくような速さや勢いも感じます。
「(自分は)こうする」と意図を放ち、意識を向ける先を明確にしておくことは、
今の潮流にも流されずに舵取りしていくための一助になると思っています。